グラスゴー日記

スコットランドのグラスゴーで大学院留学中です。

少しずつ暖かくなってきたこの頃

今日のグラスゴーは晴れ時々曇り。

2週間前に降り積もった雪はすっかり跡形もなく消えてしまいました。

 

今日は普段より少し暖かい気がして、アイスコーヒーをtake awayして少し散歩しました。3月中旬から4月上旬にかけて怒涛の課題提出ラッシュですが、束の間のリフレッシュも大切な気がするのでたまには気分転換も必要だと自分に言い聞かせながら…

 

 

 

去るこの間の日曜日、所属していたオーケストラの演奏会がありました。

今年度最後の演奏会、すなわちそれは私にとってここでの最後の演奏機会となりました。演奏会の日のお天気は大荒れでお客さんが来てくれるのか心配ではありましたが、ホールに入るとたくさんの方が聴きに来てくださっていて気分が上がりました。

 

 

終演後は無事演奏会を終えることができてほっとしたと同時に、オーケストラを去ることを少し寂しくも感じました。

勉強との両立に不安もあり、大学院生活が始まった頃は入るかどうか迷っていましたが、今は入ってよかったと心から思います。むしろ、楽器を演奏することはかなりストレスの軽減につながったと思います。授業や課題で疲れていても、練習に行ってメンバーに会って、話して、練習しているうちにむしろ元気になるというか、練習のあとは明るい気持ちになっていたように思います。

メンバーはほとんどがネイティブもしくはヨーロッパ出身の学生なので、会話についていくのが大変な時もありましたが(特にネイティブは話すのが早くて)、誰かが一方的に話し続けるのではなくて、こちらの話も聞いてくれるのは本当にありがたいなと思っていました。

 

もう練習もなくて、メンバーのみんなと会える機会も減ってしまいますが、オーケストラでできた楽しい思い出と共に作り上げた音楽はこれから修士論文を書き上げるまできっと力になってくれると思います。

ただ誰かと話をしたり、お酒を飲んだりするのも楽しいけれど、ともに何か1つのものを作り上げることは本当に意義深くて貴重な体験だと思っています。特に日本を離れたこの場所で、音楽を通してたくさんの人と出会い、コミュニケーションができたことは生涯忘れられない経験になりました。

 

 

 

グラスゴーを離れてもきっとオーケストラで演奏した曲たちを聴き返せば、コンサートホールの風景や、仲のよかった人たち、オーケストラの響きを思い出すだろうなと思います。